初めての犬の飼い方・しつけ方

犬の主な病気

犬はどんな病気にかかりやすいのか。知識があると急な病気の場合などに、うまく対処することができます。

 

狂犬病

名前だけはよくご存じだと思います。日本ではここ数十年発生していませんが、東南アジアなどではまだ時々ニュースになります。これにかかった犬にかまれ感染すると、死にいたる恐ろしいウイルス感染症です。狂犬病予防法という法律で、年1回のワクチン接種が義務付けられています。

 

ジステンバー

これも名前だけは聞かれたことがあると思います。犬同士や犬の排せつ物などにより感染するウイルス性感染症す。風邪に似た症状でこれに感染した犬は死に至る場合があります。生後2〜3か月以内にワクチンを接種してください。

 

フィラリア症

蚊によって媒介される寄生虫で、犬の心臓、肝臓、腎臓などに寄生します。これに感染した犬は呼吸が荒くなったり、喘息のような症状があらわれ死亡率が非常に高い病気です。

 

外耳炎

たれ耳の犬に多く見られ、ダニや細菌などが寄生して発症します。黒い耳垢やくさい臭いがしたら疑ってかかる必要があります。初期症状の場合は、綿棒にアルコールなどを浸してふき取ってあげましょう。

 

乳がん

もちろんメス犬に多く発生しますが、6歳以上のメス犬の1000頭に2頭は乳がんにかかって死ぬといわれています。早めの不妊手術である程度予防することができます。

 

糖尿病

人間と同じで肥満からくる病気です。毎日のインシュリン注射により治療することができます。その前に栄養を与えすぎて太らせないことです。

 

その他

そのほか白内障や緑内障などの目の病気、皮膚病、回虫など人間と同じように様々な病気にかかります。少しでもおかしいと感じられる場合、早目に動物病院へ連れて行きましょう。